ユポ紙インク染みの解消法とオススメの素材

みなさんこんにちは。エリカです。
こちらの記事までたどり着いてくださってありがとうございます。

今この記事を読まれていると言うことは、すでにアルコールインクアートを挑戦されている、または興味がある方だと思います。実際アートを始めたけどうまくいかないなぁと、感じられている方もいらっしゃるかもしれません。


アルコールインクアートを始めるための、必須アイテムという記事にて、ユポ紙というプラスチックフィルム合成紙をご紹介いたしました。

アルコールインクアートで他の記事などを探しても、多分一番最初にヒットする情報としては、このユポ紙ではないかと思います。

ユポ紙にアートされたことはございますか?実は、このユポ難しくないでしょうか?

私自身、このアートを始めて最初の方は、このユポ紙に綺麗にアートすることが全くできませんでした。

その理由として、

①単に技術力がなかった②黒いカスのようなゴミが溜まってしまった③インクの染みが残ってしまった

主にこの三つに悩まされていました。
うまくできないので、もーやめようかなぁと思う程でした。もしかすると、当時の私と同じような悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。

今回は、そんな方に諦める前に読んでいただきたい記事となっております。ユポ紙でアートする場合の注意するべき点と、別の素材でアートすることもできるのでそちらをご紹介していきますね!

[su_box title=”本日の内容” box_color=”#f8a3a3″]

・ユポ紙でうまくいかない時の解決策

   ①技術力のなさ

   ②ゴミが溜まる

   ③インク染みが残る

・ユポ紙以外でアートできる素材について

・インク染みにならいユポ以外の素材紹介

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ユポ紙でうまくいかない時に試してみよう

私が悩んでいた三点をまず解決していきたいと思います。

①単に技術力がなかった。

→[su_highlight background=”#f6dcf0″]まずは(特にドライヤーの使い方を)練習する[/su_highlight]


こちらは、ドライヤーの当て方と、アルコールの伸ばし方に原因があったように思います。こちらに関しては、アルコールインクアート基本のやり方をご紹介していますので、ぜひそちらを参考にしていただいて、練習されてください!風の扱いが意外と難しいので、「簡単そうなのになんでできないの?」と思われた方は、コツを掴むまでは意外と簡単ではないということをご理解いただければと思います。

②黒いカスのようなゴミが溜まってしまう

→[su_highlight background=”#f6dcf0″]・アルコール濃度が低い[/su_highlight]

 [su_highlight background=”#f6dcf0″]・インクの垂らしすぎ[/su_highlight]


アルコール濃度は低くないですか?まずこちらを確認ください。低い濃度、消毒用のアルコールを使用すると何が起きるかというと、インクがきちんと伸びてくれません。比べると一目瞭然。インクの発色や透明感が全然違うのが確認できるのではないかと思います。


推奨しているアルコールは

  • 無水エタノール95.0%以上
  • IPA 99.9%以上 です。


まずはこちらを使用していただければインクの伸びや、透明感については解消されると思われます。
それでもまだ、インクが溜まって見た目が悪い時
インクを垂らしすぎていませんか?インクをたくさん垂らしては、アルコールで伸ばすを繰り返す方がいらっしゃいますが、そうすると、やはり推奨したアルコールを使ってもインク溜まりになってしまいます。インクをアルコールで伸ばしていくイメージされていただきたいと思います。インクはそんなにたくさん垂らさなくて十分だと私は思います。それでもここは、濃い色を使いたいんだ!と思われる方は、乾かしながら端に溜まったインクがあれば。キッチンペーパー等で余分なインクを吸い取ってあげてください。そうすればインク溜まりや、ベタつきカスなどの悩みは解消されると思います!


③インクの染みが残ってしまう時

→[su_highlight background=”#f6dcf0″]・アルコールを垂らした上にインクを垂らす[/su_highlight]


こちらも悩みの一つですよね。インクの色が濃い薄い問わず、インクの性質?で青み、赤み、黄色みが残ることがあります。

もーこれはユポ紙はインクの染みが残りやすいんです!ただ、対処の方法としてまずはアルコールを先に垂らしてから、その上にインクを垂らし乾かしていって見てください。少しはインク染みは解消されるかと思います。
まだ残るよという方、はい。ユポは残るんですよ。仕方ないのです。

そこで、今日はさらにインクが染み込まない素材をご紹介しますので最後まで読んでください!


まず一言いいたいのが

アルコールインクアート=ユポ紙 ではない!

ユポ紙だけでなく様々な素材にアートすることができるんです!

  • キャンバス
  • ガラス
  • 陶器
  • プラスチック板 
  • PPクラフトシート etc


上の中で下4つはツルツルとした質感ですね。意外かもしれませんがキャンバスにもアートすることができますよ!


キャンバス


キャンバスも種類が多いいのでどれにアートしたらいいんだろうという方も多いかと思います。質問でもよく、どちらのキャンバスを購入されていますかと頂くのですが、割とどれでもできると思います。表面が少しざらついているタイプ、ツルツルしたタイプ等ありますが、両方とも同じようにアートすることが出来ました。ユポ紙に比べて、表面に織り目がついているぶんアルコールが引っかかってくれるので、ドライヤーで乾かす時にアルコールがユポ紙よりも飛び散らない印象です。


個人的には、ユポ紙よりもキャンバスの方が最初のうちはやりやすかったのと、ユポで表現したかったけど出来なかったことが、キャンバスに変えたらたら、一気に解消されたのを覚えています。

なので、もしユポ紙で行き詰まったら、素材を変えて挑戦してみるのも一つの手だと思います。そうでない方も、またユポとは違う質感になりますがとても綺麗なので、オススメです!


ガラス、陶器、プラスチック板



こちらはツルツルとした素材ですよね。注意点などは特になく、ユポ紙と同様に使用されてください。陶器ですが、陶器?と思われるかもしれませんが、まずはタイルがオススメです。タイルはホームセンターで一枚から購入することができますし、大きさなども色々あります。値段も安いです。ガラス、陶器はアートしてもまたアルコールでふき取ることができますので、なんども挑戦することができるかと思います。タイルは、アートした後表面が削れやすいですのでコーティングするのをオススメします。コーティングのお話はまた別の記事にいたしますね。
陶器素材のものは、結構いろんなところにあるのと、実用できるものが多いので、作品の幅がぐっと上がると思います。まだ誰も挑戦したことのない新しい作品が作れるかもしれませんね!


PPクラフトシート



最後にこの聞きなれないシートのお話です。多分このシートをオススメしている方は私だけだと自負しています!どんな素材にアートできるのかいろいろ挑戦していると、”これにもできるのでは?”という発見がたくさんあるんです!
今回はそこで発見したこちらのシートの紹介をしていきます。(初心者の方必見です)
さて、こちらのシートですがホームセンターで購入することができますよ。私は、島忠ホームズさんで購入させていただきました。

上は厚さ0.75 店頭には薄いものもありました。


PPとは、ポリプロピレンの略です。ユポ紙もポリプロピレンが原材料となっているということもあり、触り心地もとても似ています。こちらのシートは厚さがありしっかりしています。こちらのシートもユポ紙と同様アルコールとインクを垂らして使うのですが、なんとインク染みになりません!そして、綺麗にふき取ることができるので、何度でも使用することができるので、とてもエコですね!練習用にはぴったりなんではないかと思います。

(↑厚さ2mm ちょっと厚めです。)


シートは少し大きめで厚みがあります。折り曲げて線をつけ、半分までカッターで切り込みを入れます。反対に返してカッターで切り落とせば簡単に好きな形に切ることができますよ!(あっ!少し厚みがあるので、簡単ではないかもしれませんが)気よつけて作業されてください!
PPクラフトシートについては、動画でより詳しく説明していますのでよろしければこちらも参考にされてください!

YouTube↓

https://www.youtube.com/watch?v=Ui-xCvPJ2XY