アートに必要な必須アイテムを知ろう
アルコールインクアートを始めるにはまずは準備が必要です。
今回はアルコールインクアートを始めるのに必要な材料について詳しく解説していきます。
記事の内容
道具を集めよう
・アルコールインク
・アルコール
・ドライヤー
・スポイト
・ユポ紙
アートをに必要なアイテムを集めよう
アルコールインク
アルコールインクアートをするにはこのインクが必要ですね。
日本で手に入りやすいインクにはどんなものがあるかというと
①ピニャータ (Pinata)
②ランガー(Ranger)
そして
③コピックバリオスインク(Copic)
その他にもインクは出ていますが、今回は購入しやすいこちらのブランドをピックアップしてどんな特徴があるかご紹介します。
①ピニャータ[su_divider style=”dashed” divider_color=”#fde0e6″]
ピニャータ アルコールインクはこちらです。
インクの特徴としては、色がとにかく濃いです!!
一滴でも多すぎるくらい発色が良いのが特徴。
個人的には色の三原色
マゼンダピンク ブルー イエロー
この三色が神がかっていて、むしろこの三色があればいろんな色、特にレインボーカラーがとても綺麗に作れます。
そして、
ピニャータ最大のオススメはメタリック系
発色がとにかくいいし、
金粉みたいでしょ?
ゴールドがないとアートができないと感じている方がいるかもしれませんが、
そんなことはないですよ!
ゴールド系がなくてもアートは十分にできます。
ただ、こちらのインクを持っていると作品の幅は広がるのと、
ポイントにもなるのであるとさらに作品が素敵に仕上がると思います!
②ランガー[su_divider style=”dashed” divider_color=”#fde0e6″]
こちらのインクは種類が多いのが魅力!
基本的にどの色味もしっかりとした色がついています。
ブルーにも結構種類があるので、色んな色味が楽しめます。
そして、ランガーにもゴールドがあるのですが、
キラキラゴールドというよりは、メタリックです。
メタリックとしての発色はいいかと思いますが、
多分皆さんが欲しいゴールドとはだいぶ印象が違う色味かなぁと思います。
③コッピックバリオスインク(日本製)[su_divider style=”dashed” divider_color=”#fde0e6″]
コピックといえば漫画やイラストを描かれる方が使っている印象ですが、
アルコールインクアートでは、この補充液であるバリオスインクを使用します。
使い方は他のインクと全く同じで、1、2滴垂らすだけです!
このインクの最大の特徴はなんと言っても色の種類が豊富なことですね。
[su_highlight background=”#f6dcf0″]なんと358色[/su_highlight]もあります。
海外のアーティストの方も、日本に来たらこのインクを買うほど。というのもこちら日本製です。私たち日本人にとっては一番購入しやすいと思います。
他のアルコールインクよりも、内容量も多いのも魅力ですよね。
これだけ色があるので、逆に悩んでしまうこともあります。
私がよく出くわすのが、
色を試し書きして買ったつもりなのに、アルコールと混ぜるとあれ?
思った色とすこーし違ったなぁ
ということです。
お店によっては揮発性のため試し書きができないことも。
あとは、もともと薄めのインクは少しベタつく印象もあります。
インクの色味によっても同じコピックでも若干テクスチャーが違います。
経験上、[su_highlight background=”#f6dcf0″]何色を買ったらいいのかわからない[/su_highlight]とお悩みの方は、濃い色を選んでみてください!
濃い色は伸びがよく、アルコールで伸ばすことで濃淡に差ができます。
一色でも十分にアートを楽しむ事ができると思いますので、濃い目の色で練習してもいいかもしれませんね。
アルコール
アルコールにも種類がたくさんあります。消毒用アルコール、エタノールなどどれを購入したらいいかわからないと思います。
迷ったらズバリ
・無水エタノール95.0%以上
・IPA 99.9%以上
どちらかを準備されてください。
※他にも使えるものはあります。
重要ポイント
[su_highlight background=”#f6dcf0″]アルコールは90%以上のもの[/su_highlight]を使うべし!
一般的な消毒用アルコールは濃度が約65%〜約80%ぐらいになっています。
こちらをアートに使用すると何が起こるかというと、
インクがうまく伸びずに、
黒いゴミ溜まりのようなカスが溜まってしまいます。
これが本当に作品を台無しにしてしまう、、
アートをするためにはなるべく濃度の高いものを推奨しています。
逆に今までなんかうまくいかないなぁと悩んでいる方は、アルコールの濃度が低い可能性があるので、
無水エタノール
または、IPAをオススメします。
コロナの影響で一時期無水エタノールが売り切れで、全く手に入らない状況が続いていたので、
仕方なくIPA を使用しました。
IPAはコスパがいいです!そして色の伸びがとてもいい。
しかし、ボトルにも注意書きがされているように、体に害が出るのでガスマスク着用の記載があります。
ちょっとびっくりしますよね
ただ、匂いが本当にとてもきついので注意してください。
よく換気をした上で、ガスマスクを用意しておきましよう。
個人的には無水エタノールを使用、手に入らなければIPAを使っています。
ドライヤー
アルコールインクアートは、風を使ってインクを乾かしながら形を作っていきます。風を送る道具は以下のものがあります。
・ヘアドライヤー
・ストロー
・息
・エアブラシ
・エアスプレー
・ヒートガン etc…
アートは自由ですので、これが正解というのはありません。ただ、どんなアイテムを使用するかで作品の仕上がりが変わってきます。今回はほとんどのアーティストの方が使用している、一番基本的なヘアドライヤーについてお話ししていきますね。
私が使っているヘアドライヤーはシンプルな機能しかない古いタイプのものです。他の方がよく使っている印象を受けるドライヤーはこちらです。ヘッドのブラシ部分を外して使われていますね。
スポイト
スポイトは、アルコールやインクを垂らす時に使います。このアートでは、インクやアルコールを一度に1、2滴垂らして乾かすという作業を繰り返していきます。その時にアルコールをピンポイントで少量垂らすのにこのスポイトが活躍します。
初めは安いものを用意してもいいと思います。ダイソーに8本セット(6だったかな?)のスポイトが売っています。ただしこちらは、しばらく使っていると上の部分が裂けてくるので、消耗品です。
他の方の記事では、ニードル付きのスポイトをオススメされていたので、こちらにも載せておきますね。
私は醤油差しなども試しましたが、それだとやはり一度に1滴ずつは出ないので、一本はスポイトを用意していた方が良いかと思います。一滴ずつ垂らすことで小花柄のように表現する事が出来ますよ。
ユポ紙
ユポ紙と聞いて聞き慣れない方のが多いかと思います。ユポ紙の主原料はポリプロピレン樹脂で出来ています。
水に強く破れにくい、フィルム合成紙(プラスチックフィルム)です。
そのため普段は、ポスターやメニュー、選挙の投票用紙などに使われています。
さて、今回はこちらもアルコールインクアートをする方であれば、一度は使用するユポ紙について書いていきます。
ユポ紙はインクやアルコールと相性がとても良いのです。触り心地は、とてもなめらかでツルツルとザラザラの間、ツヤツヤしています。厚さも紙によって様々な種類があります。薄すぎると、ドライヤーの温風で紙が歪む事があるので、少し厚みがあった方が良いかと思います。
紙も両面使う事ができるのと、言葉で説明するのはちょっと難しいので、値段もそんなに高くないので是非一度触って見てほしいです。この感触がわかると、この紙にもアートできるのでは?という新しい発見があるかもしれません!
ユポ紙じゃないとアートできないの?と言われると、そんなことはありません。結構色んなアイテムにアートする事が可能です。特にユポ紙に試したけどあまり上手くいかないという方のために、オススメの素材をこちらにご紹介しています。その他の素材についてもこちらの記事に詳しく書かせていますので、是非参考にされて下さい。
アートを始めるための道具の説明だけで結構な量になりました。
私は独学でアルコールインクアートを始めたのですが、当時日本人でやってる方がいなかったので本当に小さい事でつまづきまくりました。その原因の一つにどんな道具を使うかでした。ですので道具選びがどれくらい大切なのかよくわかっています。
[su_box title=”まとめ” box_color=”#fe9cdd”]
- アルコールは無水エタノール(95.0%以上)またはIPA(99.9%以上)を使う
- ドライヤーはゆるい微風の出るものを使う
[/su_box]
まずはここに注意して材料を揃えてみて下さい!
次は、アートをするための準備のお話をしていきます。